皆さんは普段、アフタヌーンティーを楽しむ事がありますでしょうか。
今回の記事では、アフタヌーンティーとはどの様なものかをご紹介。
アフタヌーンティーというと、おしゃれなカフェなどのお店で行うイメージが強いかもしれません。
しかし、ネット販売やテイクアウトを活用して、おうちで行うという楽しみ方もあるんですよ。
記事の最後では、自宅でティータイムが楽しめる紅茶と人気スイーツのセットをおすすめ。メニューをご紹介します。
さまざまなフルーツをふんだんに使った、冬がテーマのアイテムです。
好きな時、好きな場所で楽しめるおうちアフタヌーンティー。
お店を予約したり、時間を気にしたりせず、気軽に楽しんじゃいましょう!
Enjoy afternoon tea!
イギリスで始まったアフタヌーンティー
年が明けたある寒い日の午後。
村一番の綺麗なお城の暖かい食堂には、何人もの村人たちが集まっていました。
執事のカチリ主催、食の楽しみを共有する集まりに、みんなやってきているのでした。
長テーブルの前では、上着を脱いで談笑しながら席につく老若男女たち。
今回は、前回評判が良かったお茶会の影響からか、みんなのお願いで改めて「アフタヌーンティー」のテーマで開催する事になったのでした。
皆さん、今日は寒い中どうもありがとうございます。
さっそく始めていきたいところですが、まずはお茶をどうぞ。
冷えた体を温めて、どうかくつろぎながらお聞きください。
メイドのフワリが、手際よくあっという間にカップを並べ、温かい紅茶をたっぷりと注いでゆきます。
大部屋に充満した暖炉の空気と熱々のカップから暖を取り、ゲスト達のかじかんだ手がほぐれてきた所で、
カチリによる本日のお話が始まります。
アフタヌーンティーというと、やはりイギリスをイメージする方が多いのではないでしょうか。
そのイメージ通り、アフタヌーンティーの文化というのは、1840年頃にヴィクトリア時代のイギリス貴族たちが生み出したものです。ちょうど今くらいの時間帯、当時の貴族たちは、いったいどの様な事をしていたと思いますか?
お茶を啜っていたゲスト達から、ちらほらと回答が返ってきます。
「習い事でもしていたのかしら?」
「国の政治について話し合っていたんじゃないだろうか」
なるほどなるほど、とカチリが頷きつつ、答えます。
皆さん、なかなか良い線ですな。
当時の貴族たちは、夕方から夜にかけて、観劇やオペラ鑑賞などに時間を使っておりました。その中で、文化的な知識や感性を培ったり、政治も含んだ社交の場としていたのでしょうね。その為に、夕食の時間が遅くなってしまう事が多く、腹ごしらえの意味合いからアフタヌーンティーが始まったと言われています。当時は1日2食でしたから、余計にお腹が空いた事でしょう。
ぐぅ。
と、部屋に響くお腹の音の方向を見ると、隅のトレイからつまみぐいをしようとしているキラリちゃんと友人たち。
まさにこの通り。
実を言うと、お腹をすかせた貴婦人の「つまみ食い」からアフタヌーンティーが始まった、とも言われています。
その婦人も、お腹が空いてどうしても我慢が出来なかったのかもしれませんね。
今の君たちの様にね。
微かな笑い声に会場が包まれている中、執事は話を続けます。
少し話はそれますが、夕食の時間が遅くなっていった事には、ランプの普及も関わっていると言われています。
今でこそ当たり前ですが、やはり明かりが充分でなければ、我々人は活動出来ませんからな。
聴衆たちが頭上のシャンデリアや壁側のランプを見回して感心する中、冬の低い太陽は、更に高度を下げてゆきます。
いつ行う?ティータイムは14〜17時が一般的
当時のイギリスではもう少し遅い時間も対象だったようですが、現在の日本では14~17時にアフタヌーンティーを行う事が一般的です。ランチとディナーの間、おやつの時間と言っても差し支えないでしょう。
今でこそ1日3食が一般的で、昔ほど食時間の時間が空く事はないでしょうが、ランチをゆっくり取る時間が無かったり帰宅が遅くなる時などは、やはりお腹が空いてしまうもの。
残りの仕事や作業を踏ん張りたい時に空腹では、かないませんね。
そこで軽食をとり午後を乗り切るという意味では、今を生きる我々にも、もっと身近な習慣になっても良いのではないかと思うところです。
紅茶のカフェインには、午後の眠気を覚ます効果もありますからな。
みんな暖かい部屋に入ってきてトロンとしそうなところを、紅茶のおかげか執事の手腕か、確かにしっかりと聴き入っています。
ちなみにこれも余談ですが、午後3時付近の時間帯は、脂肪を溜め込む働きのあるタンパク質が少なくなるという研究結果がありましてな…
この事から、一日の中でもっとも太りにくい時間帯とも言われております。
嬉しいざわめきが、特に女性陣から聞こえてきます。
ただし、いくら食べても変わらない訳ではないですから、油断は禁物ですぞ。
年齢を感じさせない引き締まった自分の腰を軽やかに叩き、会場の笑いを誘いなごやかな空間を作りながら、話を進めてゆきます。
そうしているうちに、スタンドには定番のスコーンやスイーツ、サンドイッチなど、軽食が次々と並べられてゆきます。
アフタヌーンティーの基本のマナー
基本的にスタンドには、下段:サンドイッチ、中段:スコーン、上段:スイーツの順で並べます。
そして、スタンドの下の段から食べて行くのがポイントです。
さぁ皆さん、どうぞお召し上がりください。
「一口サイズだから、とても食べやすいわ」
「やっぱりここのお料理はいつ食べても美味しいね!」
「でもどうして下からなんだろう?」
カチリが答えます。
下段から食べる事は、つまり味が薄いものから濃いものの順で食べるという事になるんですね。
これにより、それぞれの味がかき消されずに楽しめるのです。
「なるほど!確かにコース料理なんかも、前菜から魚、肉みたいに、薄いものから濃いものへというのが基本だね。理屈にかなっているなぁ。」
その通り。
お寿司なども、その様な順番とされている事が多いですな。
こうして軽食を一通り食べたところで、みんなのティーカップも空に。
おかわりはいかがですか?
フワリが2杯目を注ぎに周ります。
スプーンはソーサーの奥に置いておくと、飲む際にカップが取り易いですぞ。
知っておきたいドレスコード
さて、それでは最後に、服装について少しお話しましょう。
ホテルやカフェで行う場合、『カジュアルエレガンス』『スマートカジュアル』が一般的とされています。
男女ともに、綺麗目のシャツやブラウスに、パンツやスカートを合わせるのが良いでしょう。
靴や小物類も、派手過ぎず大きすぎないものを心掛けて、シンプルに纏めるのが間違いないです。
上品できれいめな恰好を意識するのが良いですな。
ただ、それはお店での話。
大切なのは、周りを不快にさせないという事。
今の様なホームパーティーであれば、その限りではないでしょう。
みんな、ほっと安堵します。
さて、長くなりましたが、本日はどうもありがとうございました。
日が落ちてしまう前に、今日はこの辺りでお開きといたしましょう。
そうそう、お土産を用意したので、是非おうちで楽しんでください。
この間のお茶会【blanc party】の後に作った、ギフトボックスよ!
みんなどうぞ持って帰ってね!
キラリちゃんから手渡しでお土産をもらいつつ、みんな寒い中をぽかぽかしながら帰るのでした。
kirary couleurならおうちでいつでも楽しめる
今回ご紹介したアフタヌーンティーの時間にも、食事の後にデザートとしても楽しめます。
セットのドリンクになっているティーだけではなく、コーヒーやハーブティーと合わせてもお楽しみ頂けます。
お一人用とお二人用をご用意しており、目的によってお選びいただけます♪
店舗での販売と当Webサイトからの注文が可能で、おうちや贈り先へのお届けも致します!
店舗情報
白のお茶会【kirary blanc party】
お一人用セット
お二人用セット
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是非覗いてみてください。
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