日常の中に、素敵なアフタヌーンティータイム。
そんな至福のひとときを気軽に作り出せたら、
今よりもっと幸せな人生になりそうですよね。
これから登場するのは、おうちアフタヌーンティーにチャレンジする一人の女性。
彼女と一緒に、素敵な午後のひとときを始めませんか？
1人でもおうちなら自由気ままにアフタヌーンティーが楽しめます
夏の暑さが和らぎ、
爽やかな風が気持ち良い秋も過ぎていき、
最近はめっきり寒い日が増えました。
この小さな村にも、
いよいよ本格的な冬が訪れてきました。
村のお城に住んでいるメイドのフワリは、
フワフワの赤髪がチャームポイント。
優しくて楽しい事が大好きな彼女ですが、
今は冬を越す為のお仕事で大忙し。
のんびり一息入れたいのですが、なかなかゆっくり時間が取れません。
毎朝の日課になっている郵便物の確認をしていると、
隣の大きな町から沢山のハガキ。
何かしら、、
と内容を見ると、魅力的なグルメ特集のハガキがいくつも入っているではありませんか！
『雰囲気の良いホテルより』
- ラウンジでスイーツ食べ放題プラン（宿泊のお客様は贅沢な朝食もお楽しみ下さい！）
『伝統あるレストランより』
- 季節野菜をたっぷり味わえる美容メニューでおひとりさまディナー
『ランキングに載っているおしゃれな店より』
- 冬限定のランチで温活料理を堪能
『優雅な落ち着いたカフェより』
- 30代以上オススメ！大人女子にぴったりの甘さ控えめパフェと、20種類の特製ハーブティー飲み放題プラン
フワリは楽しくて美味しい時間を想像しながら、言葉を漏らしました。
「なんて素敵なのかしら！」
でも、平日はお仕事の家事で最近忙しいし、
次の土日はみんな予定があるって話していたかしら、、
一人でお店やホテルに行くのも自分にとっては新鮮な体験で、楽しむ事ができそうだけど、、
「ちょっと勇気がいるわね」
どうしたものかしらと、
悠々と広がる空を眺めました。
淡い青から視線を下ろすと、いつも皆と住んでいる素敵なお城。
見た目も雰囲気も、町のホテルにだって引けを取らない、とっても好きな場所
（そうだわ！）
フワリは思いつきました。
（おうちでやればいいじゃない！）
一人でも、多少忙しくても、
おうちの中でしっかり贅沢気分を味わえれば、万事解決なのでした。
そんなはしゃぐフワリの頬を、肌寒い風が通り抜けていきました。
（うー、冷たい！）
（コーヒータイムもいいけれど、紅茶は体を温める効果が強いって聞いたことがあるわね。。）
体を芯から温める効能が強い紅茶は、寒い季節にピッタリ！
「一人アフタヌーンティーで決まりね！」
仕事の合間を縫って、さっそく開催の準備に取り掛かるのでした。
おすすめのティーセット”kirary blanc party”
「ティーセットには美味しいスイーツが欠かせないけれど、何を用意しようかしら」
家事をしながら考えていると、少し前に開かれたお茶会で提供された、沢山のお菓子を思い出しました。
キラリちゃんとパティシエのペロリが作った、
とっておきのスイーツです。
フルーツを使ったお菓子、
ジャムと絶品クロテッドクリーム、
スコーン、ハート型のバターサンド。
一口食べただけで皆の心に幸せを感じさせてくれた、魔法のスイーツたち。
味はもちろんのこと、どれも本当に可愛かった。
そういえば、次のお休みにキラリちゃんとペロリの二人でお菓子作りの練習をすると言っていたのを思い出す。
「私も一緒に作らせてもらおうかしら！」
フワリは素敵なスイーツを求めて、キラリちゃんとペロリへお願いをしに行くのでした。この冬のこだわりは甘酸っぱいいちご
突然のお願いに二人とも快く承諾してくれ、お休みの日を迎えました。
フワリが休みの日には、執事のカチリがお仕事の穴埋めをしてくれます。
しかし全く家事などの仕事に手を付けない訳ではないので、
限られた時間での羽休めといったところです。
「私にまっかせて！！」
自信満々のペロリは、お菓子作りにおいて右に出るものはいません。
「新鮮なフルーツをこんなに貰っちゃった！！」
明るいキラリちゃんは、村のみんなから可愛がられているので、おすそ分けが絶えません。
魔法のパティシエが二人を丁寧にサポートし、次々とスイーツたちが生まれてゆきます！
キッチンにはどんどん甘い香りが漂ってきて、
オーブンからは宝石の様なお菓子たちが次々と登場します。
「さっ、二人とも食べてみて！」
他のスイーツを作りながら、出来たてを端からつまんでゆきます。
まずはストロベリー感たっぷりのスイーツたち。
いちごの香りに包まれて、二人が交互に感想を言い合います。
それぞれのお菓子に込めたイメージや特徴が書かれたレシピノートをペロリが開くと、
二人の感想を元に説明文を付け足していきます。
- 苺とピスタチオのタルト「きらめく苺のタルト舞踏会に舞い上がる」
ザクッと心地よい食感の生地に、真っ赤な苺ジャムの甘い絨毯。
香り豊かなピスタチオとアーモンドの深い旨味、地物イチゴの甘酸っぱさがぎゅっと詰まったタルト。
一口頬張れば、まるで苺とピスタチオの多重奏。
- 苺とピスタチオのバターサンド「魔法のバターサンドに大好きをいっぱい詰めて」
バタークリームの気高い香りとコクに、地場イチゴを使ったジャムの甘酸っぱい旨味。
濃厚な緑の口溶けを演出するのは、イタリア産ピスタチオペースト。
ほろっとしたサブレ生地の中央には、
魔法の真っ赤なおまじない。
- 苺の葛アイス「想いを込めた恋のアイスのおまじない」
ぷるんとした葛粉の心地よい食感。
全体をまとめているのは、ベリー1粒1粒の酸味と甘酸っぱいベリーソース。
凛とした苺の赤で、見た目も鮮やか。
- ベリーとチーズムース「ふわふわムースのクッションにつのる乙女の恋心」
地物の苺をたっぷり使ったジュレの甘い香りと酸味が際立つ一品。
北海道産クリームチーズを使ったムースの柔らかな食感が、口に入れた瞬間にふわっと滑らか。
バランスの良い酸味とミルキーな味わいが口いっぱいに広がる様は、
満開に咲いたイチゴの花のよう。
味のアクセントになる柑橘系スイーツも人気
いちごスイーツを堪能したあとは、さっぱりした柑橘系スイーツたち。
「こっちもどんどん食べていってね！」
ペロリが勧めつつ、三人の意見をまとめた説明文をメモに残していきます。
- レモンタルト「甘酸っぱいレモンなタルト舞踏会の嬉しい想い出」
国産レモンを使ったクリームを、淡雪の様なホワイトチョコの生クリームが覆う。
程よい酸味とミルキーな甘いクリームのバランスよい調和。
サクサクのタルト生地と一緒に頬張れば、キュンと酸っぱい爽やかな香りが広がる。
- 柚子マカロン「ゆずほんのりふわり舞う淡雪マカロン」
地物ユズの香り高い酸味が効いた、北海道産バターたっぷりのクリームは、ふわっと滑らかで口当たりも軽やか。
噛み締めると、柚子の程よい苦味とアーモンドのナッツの香りが口いっぱいに広がる。
- レモンとバニラのバターサンド「ときめきを伝えたいハートの魔法のバターサンド」
北海道バターをふんだんに使ったサブレ生地がホロホロっと、軽やかなバタークリームがふわっとアプローチ。
国産レモンの爽やかで香り高い酸味とバニラの芳醇なかおりが華やかに広がる
アフタヌーンティーといえば…スコーンと紅茶で楽しむ！
フルーツのスイーツを楽しんだあとは、いよいよあの組み合わせ。「やっぱり紅茶にはスコーンが定番だけど、私のは普通と少し違うわよ！」
ペロリが自慢気に差し出すのは、アフタヌーンティーのラストを飾る王道のスイーツたち。
- プレーンスコーン「淡くあなたを想う午後3時のためのスコーン」
- クロテッドクリーム
- いちごジャム
外はサクッと、中はしっとりとして、口の中でほろりと崩れる淡い食感。
フランス産ゲランド塩の程よい塩味がマッチ。
付け合せは、定番のクロテッドクリーム＆いちごジャムで。
- ベリースコーン「午後3字のためのスコーンにベリーな甘い想いをのせて」
ほどよい塩味の生地とともに、クランベリー、ブルーベリー、ストロベリーのドライフルーツを噛み締めれば、お口の中でベリーの旨味が弾ける。
ベリーの香りと小麦の香りが心地よい。
- 和紅茶「やわらかな香り広がる和紅茶の泉で…」
砂糖を入れなくてもおいしくいただける種類の和紅茶。
一口飲んだ瞬間、やさしい甘みとやわらかな香りがふんわりと広がる。
一通り食べ終わると、ペロリが嬉しそうに笑いかけました。
「すごく参考になったわ！」
次のお菓子作りに活かせそう！
とはしゃぎながら、レシピノートを大切そうにしまいました。
心ときめく可愛いパッケージもポイントです
「あぁ！大満足しちゃった！」
フワリもキラリちゃんも、ペロリお手製スイーツにご満悦の様子。
「フルーツをくれた人達やいつもお世話になっている人達にも配れたら、きっとすごく喜んでくれるわね」
フワリが言うと、待ってましたとばかりにキラリちゃんが答えます。
「じゃん！実はそのつもりで、包みも用意してあります！」
お城や村の素敵な雰囲気が伝わってくる、
かわいい包装でした。
「フワリにも手伝ってもらおうとしたんだけど、最近忙しそうだったから私達で作ったの」
キラリちゃんが言うと、ペロリがお菓子を綺麗に詰めて渡してくれました。
「これ、息抜きに食べてね」
フワリは嬉しくなって、まだまだ頑張れそうな気持ちが湧いてきたのでした。
おうちアフタヌーンティーで非日常を楽しみましょう
お天気のいい翌日、窓際で宝箱を眺める様にしてくつろいでいるのは、フワフワの赤髪がチャームポイントのメイドさん。
その手には、絵本に出てくる様なお菓子の詰め合わせ。
ポットやカップなどのセットも並べ、素敵な午後のティーパーティー。
出席者は彼女ただ一人。
でも、素敵な仲間に囲まれた彼女の心は、一人でも寂しくはありません。
「久々に本でも読んで見ようかしら」
忙しい中にも安らぎの時間を持てた彼女の表情は、穏やかに輝いていました。
おうちで一人アフタヌーンティーなら、
予約無しで誰でも簡単に楽しめるんです♪
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